ぽこあポケモンについて色々

My favorite things

 1.ポストアポカリプス世界線でも、ポケモンたちが自我を保ち、その何匹かは寂しい思いをしながらも生き生きと暮らしている。復興に向けたお願いをしたら手伝ってくれる。世界滅亡後だけど、微かな希望に手を伸ばす穏やかな世界だから、絶妙に切なくても終始楽しい気持ちでのめり込めた。 

 2.フィールド上の手がかりで、人間とポケモンが一緒に暮らしていた頃のストーリーが読める。主にカントー地方の有名トレーナー(ジムリーダーなど)の話が読めたりするが、中にはポケモンと平和に暮らしていた•ポケモンを大事にしていたトレーナーの話が読めるアイテムもある。ゲームのキーポケモン(ガイド役)であるモジャンボ博士の過去もそうで、ポケモンを大事にしていたひと&ひとから貰った愛を覚えているポケモンの姿が見えて、振り返ると涙ぐんでしまう。 

 3.切ない世界線も忘れられるほどに、ゲーム性がとてもとても楽しい。カントー御三家とドッコラー•ストライク•エビワラー•モグリュー•コイキングなど、重要な技を教えてくれるポケモンはほぼ序盤に会うべき仲間で固定されている(と思う)。その他ヤドンやイワークなど、最初の街のポケセン復興に必要な子達も必ず順を追って会うことになる。だが、最初にいくつかのミッションをこなした後の進め方は自由だし、最初のミッションの合間に寄り道をするタイミングもいくらでもある。自由度の高さと、次に何をすれば良いかが分かる点がいい塩梅にマッチしている。攻略を見れば自分がポケモンに会う順番を自由にコントロールできるし、次に何をすればいいか?も、「大事なお願い事をクリアしよう」「ポケモンの環境を整えて仲良くしよう」といった形で、スモールステップの繰り返しでもゲームが進む&達成感を得られる仕組みになっている。これがリアルタイム時間と連動して次の仕様が解放される仕組みでなければ、本当に終わり時が分からなくなる恐れがあった。「ぽこあポケモン」はリアルタイム連動性なので、私は寧ろその点にとても感謝している。 

 とりあえず初日から、私の大好きなゴーストポケモンたち(フワンテはほぼチュートリアル的に必ず友達になるポケモンだが、攻略情報を先回りして確認し、住みかを先に整えた場合特有の台詞も聞くことができた。後はヒトモシとコレクレー!)に会えたのでラッキーだった。ポケモンの本編を振り返っても、こんなに最短でゴーストポケモンと出会えた作品はレアなのでは……(と、思ったが、ジョウト地方でマダツボミの塔に行くと出会えるゴースも、結構早く出会える方だったかもしれない。)ブラッキーの道路300置きは噂に聞いた通り大変だが、ブイズファミリーのミッションは手間がかかるものがほとんどだった。それこそ毎日のお楽しみだろう。 

 4.ポケセンなど建物の復興とか、重要なお願い事のクリアについては、同じ特技を持つポケモンであれば誰でもクリア可能、といった場面があったりする。その点も地味に自由度が感じられて嬉しい。道が途中で途切れて進めない道があった場合は、橋を作るだけでなく、とりあえず整地するためにいわくだきで潰し→回収したブロックを、一つずつ並べていくだけでも良い。下手に整地すると後から元に戻すことが面倒なのか、といった心配はそれほどない。(ポケモンは後で住みかを引っ越しさせることができるらしいし)やり直しが簡単な中での自由さがある。

 5.スイッチ2が確かに良いものになっているのか、スイッチ時代の発熱が異常に酷すぎるとか、スイッチの裏側から熱風の異音がしていたなどの現象は感じられなかった。後は、スライドパッドに力を入れる動作がほとんどないので、ドリフト現象の心配もなさそう。メタモンの秘伝技はヒメリのみや、食べ物を常時ストックしてこまめに食事することで何度も使えるし、ポイントアップで技のPPも増やしてより長く使うこともできるので、UIも快適である。強いて言えば、ブロックを正確に置くことに多少手間取ることがある点と、秘伝技の登録機能などをどう使おうか、まだ悩んでいる点はネック。

 6.私がメタモンの視点でゲームの世界を見るとしても、ポケモンの声を聞いたり、ポケモンと仲良くできる点が嬉しい。本作では、ポケモンの性格付けがかなり丁寧にされていて、原作の図鑑説明等をリスペクトしながら、一匹一匹で異なる話をしてくれたり、一人称も細かくグループ分けされていたりする。ちなみに、ポケモンと仲良くなると、仲良くなったポケモンが主人公にしたメタモンの名前を呼んでくれたりもする。しかも、お気に入りのポケモンは自分(主人公メタモン)の家に住まわせることができるらしい。大きい家作りには手間がかかるので、まだ誰とも一緒に暮らしていないが、楽しみすぎる。 

 コーエーテクモゲームスが協力した、自社コンテンツ以外の別IPのスピンオフゲームは以前別ジャンルでプレイしたことがある。そのゲームも「ゲームそのものは」悪くはなかったが、ぽこあポケモンは、当該別IPのスピンオフゲームを遥かに超えていった。しかも、無理にならない範囲でやることが無限大といった点、「やること」に私を苦しめる要素がない(今のところかもだが)といった点で、ひょっとすると本編を上回っているかもしれない。 

 ずーっと渋って熟考して、ぽこあポケモン自体も評判を様子見した結果購入に踏み切ったものだけど、結果は大当たりだった。私のポケモンへの愛は変わらない、それを再認識できた点でも良いゲームとして、記憶に残せそうだ。