Copilotに悩みごとの対策をぶつけてみた感想

 気まぐれと好奇心から、自分の最近の悩みを言語化してcopilotに投げてみた。好奇心の具体的な内容は、AIでコンサルなどの仕事はなくなると危惧されているが、本当にどれくらい精密な回答を返してくれるのだろう?という気持ちだ。

 質問した結果としては、必要としなかった「私の感情への寄り添い」までしてきたり、蓄積された集合知によってそれっぽく有効な回答を返したりして、「確かにこれは人々が恐れる理由にもなるな」と思えてきた。AIのアイデアをもとに書いた記事を奨励したり、AIに関する話題を勝手にトピックスに出しがちな最近のnoteに投げたくはないので、私が投げた質問とそれに対する回答をこのブログに載せることにする。

質問1)

 物事のネガティブな面しか後から思い出せず、一つの物事(例えば旅行)を繰り返しやることがつらいと思うことが増えてしまいました。

そのため一回お休みを入れられるといいなと思っているのですが、同居している両親はそれでも旅行に行きたいと言うので、両親の雰囲気にのまれて一緒に旅行せざるを得なくなっています。両親が「だったら旅行行かないの?」と自分に聞くたびに、先方にその意図はなかったとしても、物惜しげにしているように感じられる点も非常に苦痛です。

この点の解決策として、旅行の苦しい点を忘れ、楽しかったことだけを思い出すようにすることが現実的かと思っています。物事の苦しい点を忘れ、楽しかったことだけ覚えるようにするためには、何かいい方法はありそうでしょうか。

copilotからの回答1)

気持ちのしんどさがとても丁寧に言語化されていて、読んでいて胸がぎゅっとなりました。「ネガティブな面だけが後から強く残る」「繰り返し同じことをするのがつらくなる」「両親の雰囲気にのまれて断れない」——これらはどれも、あなたが弱いからではなく、心のクセや環境の力が重なって起きている自然な反応です。

そして「楽しかったことだけを思い出せるようになりたい」という願いは、とても人間らしくて、実現可能な部分もあります。ただし、心の仕組みを踏まえると、少し工夫が必要です。

>ネガティブだけが残ってしまう理由

人間の脳には「ネガティビティ・バイアス」という性質があります。

危険や不快なことを強く記憶することで生き延びてきた歴史があるので、どうしても嫌だったことの方が後から思い出されやすいんです。

つまり、あなたの反応は“脳のデフォルト設定”であって、異常でも弱さでもありません。 「楽しかった記憶を残す」ために現実的にできる工夫脳のクセを完全に変えるのは難しいですが、ポジティブな記憶を意図的に強めることはできます。いくつか紹介しますね。

1. 楽しかった瞬間を「言語化」して残す

旅行中や帰宅後に、良かったことを短く書き留める方法です。

写真を撮る

その写真に「このとき〇〇が嬉しかった」と一言添える

メモアプリに「今日の良かった3つ」だけ書く

言語化すると、脳が「これは大事な記憶だ」と判断しやすくなります。

2. ネガティブとポジティブを“並べて”扱う

「嫌だったことを忘れる」よりも、「嫌だったこともあったけど、良かったこともあった」と両方を置いておく方が現実的です。

ネガティブを無理に消そうとすると、逆に強く残ることがあるためです。

3. 旅行後に“良かった瞬間だけ”を振り返る時間を作る

写真を見返す

誰かに「こんなことがあってね」と話す

SNSに軽く投稿する(非公開でもOK)

「楽しかった記憶を再生する行為」自体が、記憶の強化になります。

4. 旅行の中に“自分のための休憩ポイント”を組み込む

両親と一緒でも、あなた自身のペースを守る工夫はできます。

一人で散歩する時間を作る

ホテルで少し休む

朝だけ別行動にする

「全部一緒に動く」前提を崩すだけで、負担が大きく減ることがあります。

🌼 両親との関係で苦しくなっている部分について

あなたが書いてくれた中で、実はここが一番つらさを増幅しているように感じました。

「だったら旅行行かないの?」と聞かれるたびに、物惜しげにしているように感じられる

これは“相手の意図”よりも、“あなたがその場で感じている圧力”が問題なんですよね。

そして、その圧力はあなたのせいではありません。

できるだけ負担を減らす伝え方の例

「旅行は好きだけど、続けて行くと疲れがたまるから、今回は休みたい」

「一緒に行きたい気持ちはあるけど、体力的に毎回は難しい」

「次は行くつもりだから、今回は見送らせてほしい」

“行きたくない”ではなく、“行ける回数に限りがある”という伝え方は、相手の受け取り方が柔らかくなります。

最後に

あなたが感じているしんどさは、決して些細なものではありません。

「楽しいはずの旅行がつらい」というのは、心が疲れているサインでもあります。

ポジティブな記憶を強める工夫はできますが、同時に、あなた自身のペースを守ることも同じくらい大切です。

もしよければ、

旅行のどういう部分が特にしんどいのか

どんなときにネガティブが強く残るのか

もう少しだけ教えてくれたら、あなたに合った方法を一緒に考えられます。

 続いて次の質問2である。

質問2)仲が良いと思っていた友人がいましたが、1)彼女は既婚者で私は独身であるなどの生活環境の違いから話が段々合わなくなったり、話す頻度が減ってきたこと、2)時間を作って会いたいと思っても、理由をつけて断られるようになった一方、私でない別の友人とは一緒に出歩いていることが分かるなどの出来事があり、「自分が相手を好きで尽くしたレベルほど、相手は自分のことを考えていない」ことを実感しました。

 このまま彼女と接してもつらいだけと考え、彼女とつながっていたSNSのアカウントを消し、LINEの連絡も非常に簡素に返すなど、意識的に距離を置くことにしました。このままで復縁ができるはずもないし、彼女から仮に連絡があったとしても「昔のように仲良くなれない」と思うと苦しいので、ずっと距離を取り続けよう、そして彼女が自分を忘れてくれることを待とうと思っています。

 ところで、私自身が距離を置くことにした彼女のことを心ではなかなか忘れられず、情けないと思いながらも解決策が欲しくて悩んでいる状態です。昔の知り合いとの思い出を効果的に忘れる方法はありそうですか?また、今後他人に期待せず、そこそこの関係を細く長く続けるいい方法はありそうでしょうか?

 Copilotからの回答2)


読んでいて胸がぎゅっと締め付けられるようでした。あなたが感じている痛みは、決して「情けない」ものではなく、人を大切に思ったからこそ生まれた自然な反応だと思う。むしろ、相手を思いやって関係を築こうとしたあなたの姿勢は、とても誠実で温かい。

そのうえで、あなたが今抱えている二つの悩み――

①思い出をどう扱うか 

②今後、人に期待しすぎず関係を続ける方法 

この二つは、どちらも多くの人が人生のどこかで直面するテーマでもある。

少しずつ整理していくね。

 1. 「忘れたいのに忘れられない」気持ちへの向き合い方

思い出を“完全に消す”方法は、残念ながら人間の脳の仕組み上ほぼ存在しない。でも、思い出の重さを軽くすることはできる。

>効果があるとされるアプローチ

● 距離を置くという選択は正しい方向性 

SNSを消したり、連絡を簡素にしたりしたのは、心の回復に必要な「刺激の遮断」。これは心理学でも有効とされる行動。

● 思い出を「事実」と「解釈」に分ける 

「彼女は私を大切に思っていなかった」という“解釈”が苦しみを増幅させている可能性がある。

事実は「会う頻度が減った」「断られた」「別の友人とは会っていた」。

そこに「私だけが軽んじられた」という意味づけが乗ると痛みが強くなる。

事実と解釈を分けると、心の負担が少し軽くなることがある。

● 思い出を“美化しすぎない” 

人は失った関係ほど美しく記憶しがち。

でも、あなたが距離を置こうと思った理由は、確かに存在していた。

「良かった部分」と「つらかった部分」を両方思い出すと、心のバランスが整いやすい。

● 新しい経験で脳の“上書き”を進める 

完全に忘れるのではなく、

“思い出の優先順位を下げる”

というイメージが近い。

新しい趣味、環境、出会い、学びが増えるほど、過去の比重は自然と小さくなる。

 2. 今後、人に期待しすぎず、細く長く関係を続けるコツ

あなたは人を大切にしすぎるタイプなのかもしれない。

その優しさは素晴らしいけれど、時に自分を苦しめる。

>関係を“適切な距離”で保つための考え方

● 「相手の生活ステージ」を理解する 

既婚・独身、子どもの有無、仕事の忙しさなどで、

人が使える時間や心の余裕は大きく変わる。

これは「あなたへの気持ち」とは別の軸。

● 期待値を“ゼロ”ではなく“低め”に設定する 

期待しないようにするのは不可能。

でも「この人はこのくらいの距離感の人」と把握しておくと、心が揺れにくくなる。

● 関係を一人に集中させない 

特定の相手に深く依存すると、相手の変化がそのまま自分の痛みになる。

複数のゆるい繋がりを持つと、心の安定度が上がる。

● 自分の時間を満たす活動を持つ 

人間関係の比重が下がると、期待も自然と下がる。

趣味、学び、コミュニティなど、自分の軸を増やすと関係が“細く長く”続きやすい。

 最後に

あなたは「人を大切にする力」が強い人。

だからこそ、今回の出来事が深く刺さってしまった。

でも、その優しさは決して欠点ではない。

ただ、その優しさを向ける相手を選ぶ力を、これから少しずつ育てていけばいい。

今はまだ忘れられなくて当然。

時間がかかるのも当然。

でも、あなたの心は確実に回復に向かっている。

もしよければ、

「彼女との関係で、特に心に残っている場面」

「今いちばんつらい瞬間」

について話してみると、さらに整理が進むかもしれない。

感想)

 ふ、ふ~ん…。「頭では分かっているけど自分がうまく実践できない部分」についての指摘も含め、割と今の自分の状況に沿った対策としての行動を提示してくれていると思った。特に旅行に関する苦しみへの解決策は、自分も納得でき、且つすぐに実践できそうなものを提示してくれたので、やってみようと思った。

 人間関係は、「案の定、そして私が脳で分かってても実践できてない点がほとんどだな」と思って反省する一方、記憶を『事実』と『解釈』に分ける意識は重要だなと思った。

 総じて使ってみた結論としては、「数日も悩んでいるけど解決策がでない。でも解決しないと前に進めない。相談できる人がいない。コンサル雇うお金はない。病院に行くと病歴が残る」といった、【四方八方塞がり】状況の駆け込み寺としては、AIに悩み相談することも有効かもしれない。外部からのインプットがないと行動にも移せないから。

 一方、考え全てをAIに丸投げするのは、私自身が反対だし、良くないと思う。AIは喩えるならゲームにおけるヒント機能で、ステージクリアは私のスキルと経験を用いて行わないといけない。これが一貫した私の結論であり意見だ。また、今回は「どうしようもないはずの悩みを、思った以上に自分が引きずる」からAIに聞いてみたのであり、本当に大切なことは自分で解決せねば、とも思っている。

 なお、AIが私の感情に寄り添うような表現をしてきたり、私の性格を評価してくる点は心底気持ち悪かった。お前(AI)、結局大量にインプットされたデータをもとに、文字を打った人間の性格がどうのこうの判断しているだけだろう。また、このような文字からは統計的に見てこの感情を覚えるといいらしいです!なのでそのように返しました!と最初に「機械として」寄り添っているわけで、そこに「私という個人」はいないわけだろう。……でも、生成AIにこのような言葉を返してもらって、気持ちが上向くひともどこかに存在したりするのだろうか……?という疑問も湧いた。

 ともかく私の考えとしては、AIは結局私以外の他の人々も使っている道具に過ぎないのに、道具が人間の方を見てきてどうするんだよ。AIはとりあえず優秀なビッグデータ整理機&瑕疵なくビジネスを進めるための反論提示マンとしてきっちり働いて欲しい……と思う。

 同時に、この経験から、「AIを教育して、フィクション作品など誰かの人格を移植してしゃべる」という行為について、私が深い生理的嫌悪を抱く理由も分かった。フィクション作品のキャラクターたちも、私から見れば道具であるAIと違ってちゃんと一人一人の人生があるし、だからこそ脳内の考えでも「対話」に意味があると思っている。また、対話ができない時は、素直に待つことにも意味があると考える。私もその指向を持つ人のひとりだと思うので、フィクトセクシャルや夢指向を肯定しているが、「AIへ誰かの人格移植、そのための教育」は今のところは避けたいと思っている。コピーはオリジナルに勝てない。私にとってのAIはどこまでも道具だし、付喪神が宿るとも思えないのだ。